Garmin Venu3とHUAWEI WATCH GT3、比較で見えてくること
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Garmin Venu3とHUAWEI WATCH GT3、比較で見えてくること
2023年9月7日にGarmin Venu 3が日本で発売され、スマートウォッチ市場で改めて注目を集めました。筆者はGarmin Venu3・HUAWEI WATCH GT3の両方を実際に購入して所有しており、この記事では実際に使って感じたことと、メーカー公式情報を分けながら、通勤や仕事の合間に使うスマートウォッチとして何を基準に選べばよいかを整理します。
スマートウォッチを選ぶときに比較すべきポイント
スマートウォッチは機種によって搭載機能や得意分野が異なるため、購入前にどの観点で比較するかを決めておくと選びやすくなります。一般的には、以下のような項目が比較のポイントとして挙げられます。
装着感・デザイン
重量やケースの厚み、ベルトの素材はモデルごとに差があり、日常的に長時間装着するものだけに、着け心地は満足度に直結する要素です。一般的にステンレスなど金属素材を多用したモデルは高級感がある一方で重くなりやすく、樹脂素材主体のモデルは軽量になりやすい傾向があります。
健康トラッキング機能
多くのスマートウォッチは光学式の心拍センサーを搭載し、心拍数や睡眠、ストレスレベルなどを推定する機能を備えています。これらは医療機器ではなく、あくまで日常の傾向を把握するための目安として使われることが一般的です。
電子決済・生活機能
Suicaなどの交通系ICカード決済に対応しているかどうかは、通勤や外出時の利便性に直結します。ただし「電子決済対応」とうたっていても、対応するカードの種類や利用できる地域はモデルによって条件が異なる場合があるため、購入前に公式サイトで対応状況を確認しておくと安心です。
バッテリーと充電方式
充電端子の形状や充電方式(マグネット式・ピン接続式など)は機種によって異なり、対応する充電ケーブルも異なります。バッテリー持ちの日数は、常時点灯ディスプレイやGPSの使用頻度など、実際にどの機能をどれだけ使うかによって公称値より短くなることが一般的です。
Garmin Venu3とHUAWEI WATCH GT3のスペック比較
上記の観点を踏まえて、Garmin Venu3とHUAWEI WATCH GT3の主なスペックを比較すると以下のようになります。
| 特徴 | Garmin Venu3 | HUAWEI WATCH GT3 |
|---|---|---|
| ディスプレイ | 1.4インチ AMOLEDディスプレイ | 1.4インチ AMOLEDディスプレイ |
| 充電方式 | ケーブルからコネクタを挿入 | マグネット式充電 |
| 重量(ベルト含まず) | 30g | 42.6g |
| 心拍計 | ○(常時心拍計) | ○(常時心拍計) |
| 睡眠スコア | ○ | ○ |
| 電子決済機能 | ○ | × |
| バッテリー寿命 | 最長14日 | 最長14日 |
| サイズ(W×H×D) | 45.4 × 45.4 × 12.2 mm | 45.9 × 45.9 × 11.0 mm |
価格・在庫は変動するため、最新情報は各商品ページで確認してください。
デザインと装着感の違い
実際に両方を使ってみると、Garmin Venu3は使用感がとても軽く、装着していることを忘れてしまうほどだと感じています。一方でHUAWEI WATCH GT3はGarmin Venu3に比べて厚みと重量感があり、存在感のあるリューズが特徴で、金属素材による高級感を演出しています。サイズ自体は比較表の通りほぼ同じですが、Garmin Venu3の方がややコンパクトに感じられる作りになっています。
健康トラッキング機能(睡眠・ストレス・Body Battery)の違い
Garmin Venu3は、睡眠とストレスレベルのトラッキングの正確さに定評があり、日常生活での睡眠の質やストレス傾向を把握する手がかりとなる機能として評価されています。また、GarminのBody Battery機能は、心拍変動などのデータをもとに日々の体力(エネルギー残量)を可視化する仕組みで、運動や休息のタイミングを判断する材料として使われています。同様のエネルギー可視化機能は他社のスマートウォッチにも搭載されていることが多く、算出方法や表示のされ方はメーカーごとに異なります。
HUAWEI WATCH GT3も常時心拍計や睡眠スコアを備えており、基本的な健康トラッキング機能は両機種とも一通り揃っている点は共通しています。ただし、アプリでのデータの見せ方やスコアの算出方法、通知の細かさなどはメーカーごとに差があるため、どちらが自分の生活に合うかは連携するアプリの使い勝手も含めて確認しておくとよいでしょう。
電子決済・充電方式の違い
比較表の通り、Garmin Venu3は電子決済機能に対応している一方、HUAWEI WATCH GT3はこの機能を搭載していません。通勤や買い物でスマートウォッチのタッチ決済を使いたい場合は、対応の有無が選択の分かれ目になります。
充電方式にも違いがあり、Garmin Venu3はケーブルからコネクタを挿入するタイプ、HUAWEI WATCH GT3はワイヤレスのマグネット式充電を採用しています。マグネット式は着脱がしやすい一方、コネクタ挿入式は接点が安定しやすいといった一般的な傾向がありますが、実際の使用感は個体差や使用環境にも左右されます。
スポーツ・運動トラッキング機能の違い
Garminはもともとランニングやサイクリングなど、スポーツ用GPSデバイスで実績を積んできたメーカーで、Venu3もランニングダイナミクスや各種トレーニング指標など、スポーツ寄りの計測機能が豊富に用意されている傾向があります。一方HUAWEI WATCH GT3も100種類以上のワークアウトモードを備えており、日常的なランニングやウォーキングの記録には十分対応できる作りになっています。本格的なトレーニング管理やレース向けの詳細な分析を重視する人はGarmin系の機能に強みがあり、日常の運動習慣を大まかに記録できれば十分という人にとっては、どちらの機種でも大きな不便は感じにくいと考えられます。すでにGarmin Connectのようなトレーニング管理アプリを使い慣れている人にとっては、同じエコシステム内でデータを一元管理できる点もメリットになり得ます。
通勤・仕事の場面で選ぶなら、判断基準はここ
実際に両方を使っている筆者の立場から言うと、文系サラリーマンが通勤・仕事の合間に使う前提で選ぶなら、判断基準はシンプルです。電車通勤でSuica等のタッチ決済を毎日使う人は、電子決済に対応するGarmin Venu3一択になります(HUAWEI WATCH GT3は非対応のため、この一点だけで候補から外れる人も多いはずです)。逆に決済は財布・スマホで済ませており、価格を抑えつつ厚みのある高級感のある見た目を重視するなら、HUAWEI WATCH GT3の方が予算的に選びやすい場面もあります。運動習慣について、ランニングやトレーニングの記録を本格的に管理したい人はGarmin系のエコシステムに強みがあり、日常の歩数・睡眠を大まかに把握できれば十分という人にはどちらでも大きな差は出にくい、というのがここまでの比較から言える実務的な結論です。
それぞれどんな人に向いているか
ここまでの比較を踏まえると、Garmin Venu3は日常的に軽さを重視したい人や、電子決済機能を活用したい人、睡眠やストレスなどの健康データを細かく確認したい人に向いている選択肢です。
一方でHUAWEI WATCH GT3は、金属素材による重厚なデザインを重視する人や、ワイヤレス充電の手軽さを求める人、価格を抑えながら基本的なスマートウォッチ機能を使いたい人に向いています。電子決済機能を必須としない人であれば、比較的手ごろな価格で導入できる点がメリットになります。
逆に、できるだけ軽量なモデルを求める人や、ケースの厚みが気になる人にとってはHUAWEI WATCH GT3のサイズ感が合わない場合があります。また、電子決済機能を重視する人にとっては、その機能を持たないHUAWEI WATCH GT3は選択肢から外れることになります。
Garmin Venu3は楽天市場でも取り扱いがあります。
後継モデルの登場について(2026年時点)
この記事で比較しているGarmin Venu3(2023年発売)とHUAWEI WATCH GT3は、いずれもすでに後継モデルが発売されています。Garminは2025年10月2日に「Venu 4」を発売しており、HUAWEIも2024年10月9日に日本国内で「HUAWEI WATCH GT 5」を発売しています(GT3の後、2023年10月にGT4も発売されています)。つまりVenu3・WATCH GT3はどちらも現行の最新モデルではなく、1〜2世代前のモデルという位置づけになります。型落ちモデルであることは、価格が下がりやすい・在庫が限られやすいという意味では選択肢になり得ますが、最新の健康トラッキング機能やセンサー精度を求める場合は、Venu4やWATCH GT5など後継モデルのスペックもあわせて各公式サイトで確認することをおすすめします。逆に、この記事で挙げた基本機能で十分な場合は、型落ちならではの価格の下がりやすさをメリットとして捉えることもできます。
連携アプリ・スマートフォンとの組み合わせで確認したいこと
どちらの機種も、Garmin Connect(Garmin Venu3)またはHUAWEI Health(HUAWEI WATCH GT3)というスマートフォン向けの専用アプリと連携させて使う前提の製品です。基本的にiOS・Androidの両方に対応していますが、アプリの入手方法や対応OSバージョンの条件は端末やアプリのアップデート状況によって変わることがあります。特にHUAWEI Healthアプリは、利用しているスマートフォンのメーカーやOSのバージョンによってインストール方法が異なる場合があるため、購入前に自分が普段使っているスマートフォンで問題なく連携できるか、公式サイトの対応情報を確認しておくと安心です。筆者自身、両方のアプリを実際に使っていますが、通知の細かさやデータの見せ方にはアプリごとの癖があり、どちらが使いやすいかは人によって好みが分かれる部分だと感じています。
ケースサイズと手首の太さとの相性
比較表の通り、Garmin Venu3・HUAWEI WATCH GT3はいずれもケース直径が45mm前後あり、一般的なスマートウォッチの中では大きめのサイズに分類されます。手首が細めの人にとっては、この直径が大きく感じられ、着け心地や見た目のバランスに影響することがあります。例えばGarminはVenu3の小型版として、ケース41mm・1.2インチディスプレイの「Venu 3S」を用意しており、細めの手首でも着けやすいサイズを求める場合はこちらも比較検討の候補になります。店頭で試着できる機会があれば、実際に手首につけてサイズ感を確認してから購入を判断するとよいでしょう。
購入時に確認しておきたい保証・サポート
スマートウォッチは長期間使うものだけに、購入時のメーカー保証の内容も確認しておくと安心です。日本正規品として販売されている商品であれば、メーカーの正規保証が適用されるのが一般的ですが、保証期間や対象となる故障の範囲はメーカー・販売店によって条件が異なります。楽天市場などのオンラインショップで購入する場合は、正規品かどうか、保証書やレシートの扱いがどうなっているかを、購入前に商品ページや販売店の説明で確認しておくことをおすすめします。並行輸入品は価格が安く見えることがありますが、国内でのメーカーサポートを受けられない場合があるため、その点も踏まえて比較検討するとよいでしょう。
購入前によくある質問
Garmin Venu3とHUAWEI WATCH GT3、どちらも心拍計は常時測定できますか?
両機種とも常時心拍計を搭載しており、24時間の心拍データを記録する仕様です。ただし測定精度は運動強度や装着位置によって変動するため、医療用途ではなく健康管理の目安として使うのが一般的です。ベルトをきつく締めすぎず、手首のやや上(骨から少し離れた位置)に装着すると、センサーが安定しやすいと言われています。
電子決済機能はどこでも使えますか?
電子決済機能の対応状況は国や地域、契約している電子マネーの種類によって条件が異なります。購入前に公式サイトで対応する決済サービスや利用可能地域を確認しておくと安心です。
バッテリーは公称値の日数通り持ちますか?
常時点灯ディスプレイの使用やGPSトラッキングの頻度によって、実際のバッテリー持ちは公称値より短くなることが一般的です。日常でどの機能をどれくらい使うかによって体感の持ちは変わります。
Venu3・WATCH GT3ではなく、後継のVenu4やWATCH GT5を選んだ方がよいですか?
最新の機能やセンサー精度を重視するのであれば、後継モデルであるVenu4(2025年10月発売)やWATCH GT5(2024年10月発売)を検討する価値があります。一方で、Venu3・WATCH GT3で紹介した基本機能(心拍計測・睡眠スコア・電子決済の有無など)で十分という場合は、型落ちによって価格が抑えられている旧モデルも引き続き選択肢になります。予算と、どこまで最新機能を求めるかで判断するとよいでしょう。
参考情報・出典
- Garmin 日本「ヘルスケアとフィットネス機能が魅力のフィットネスGPSウォッチシリーズから『Venu 4』を10月2日(木)に発売」(https://www.garmin.co.jp/news/pressroom/news2025-0919-garmin-venu-4/)
- 華為技術日本株式会社「『HUAWEI WATCH GT 5』を10月9日(水)より発売」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000541.000024671.html)
まとめ
Garmin Venu3とHUAWEI WATCH GT3は、どちらも1.4インチのAMOLEDディスプレイや心拍計、睡眠スコアといった基本機能を備えたスマートウォッチですが、重量やデザイン、電子決済機能の有無、スポーツトラッキングの得意分野といった点で違いがあります。軽さや電子決済機能、本格的なトレーニング管理を重視するならGarmin Venu3、重厚なデザインや価格を重視するならHUAWEI WATCH GT3が選択肢になります。なお両機種とも発売からある程度時間が経過しており、Venu4・WATCH GT5という後継モデルも登場しているため、最新機能を優先したい場合は後継モデルのスペックも比較したうえで判断することをおすすめします。


