ザバス ビターショコラ風味を実際に飲んだレビュー|味・甘さ・プロテインを飲むタイミングも解説

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はじめに

プロテインを選ぶとき、味や甘さの好みは人それぞれだと思います。今回は「ザバス(SAVAS) ホエイプロテイン100 ビターショコラ風味 980g 人工甘味料不使用」を実際に飲んでみたので、その感想をまとめます。数値的なスペックや成分の詳細については触れず、あくまで飲んでみた印象を中心に書いていきます。あわせて、プロテインとはそもそも何なのか、どのくらいの量をいつ飲むといいのかといった基本的な知識も、実体験の感想とは分けて紹介します。

商品について

今回レビューするのは「ザバス(SAVAS) ホエイプロテイン100 ビターショコラ風味 980g 人工甘味料不使用 明治 NEXT BODY Amazon.co.jp限定」という商品です。名前の通り、人工甘味料を使用していない点が特徴として打ち出されています。

プロテインとは

そもそもプロテインとは、英語で「タンパク質」を意味する言葉です。プロテインパウダーなどの商品名としては、タンパク質を効率よく補給するための食品を指しており、特別な筋肉増強剤や医薬品ではなく、あくまで食品の一種という位置づけになります。

肉・魚・卵・乳製品・大豆製品といった普段の食事から必要なタンパク質を十分に摂れているのであれば、プロテインを必ず飲まなければならないというものではありません。食事だけでは摂取量が足りない場合や、手軽に補いたい場合の選択肢の一つ、というくらいに考えておくとわかりやすいと思います。

プロテインを飲む効果・意味

「プロテインを飲めば筋肉が勝手につく」というわけではありません。筋肉のもとになるのはタンパク質ですが、体内でタンパク質が筋肉として合成されていく過程(筋タンパク質合成)は、筋力トレーニングなどの運動刺激があってはじめて活発になると考えられています。

つまり、筋力トレーニングと十分なタンパク質摂取を組み合わせることで、筋タンパク質合成を促し、筋肉の維持や成長をサポートする、というのが一般的な理解です。プロテインはその「十分なタンパク質摂取」を手助けする食品であり、飲むだけで効果が生まれるものではない、という点は押さえておきたいところです。

ホエイプロテインとは

今回紹介している商品は「ホエイプロテイン」に分類されます。ホエイとは、牛乳からチーズなどを作る過程で分離される乳清(にゅうせい)のことで、そこに含まれるタンパク質を粉末状に加工したものがホエイプロテインです。

一般的にホエイプロテインは、比較的短時間で消化・吸収されやすいことや、体内で作ることができない必須アミノ酸をバランスよく含んでいることが特徴として挙げられており、筋力トレーニングをする人に広く使われているプロテインの種類のひとつです。なお、今回の商品に含まれる具体的な成分量については、公式情報で確認できる範囲を超えて推測することは避けます。

1日に必要なタンパク質量の目安

ここからは、この商品に限らず、プロテイン(タンパク質補給)全般について一般的にどう言われているかを紹介します。国際スポーツ栄養学会(ISSN)が発表しているポジションスタンド(Jager et al., 2017)では、運動をしている人を対象とした目安として、1日あたり体重1kgにつき1.4〜2.0gのタンパク質摂取が挙げられています。また1回あたりの摂取量については、体重1kgあたり0.25g、または20〜40g程度の高品質なタンパク質源が目安として紹介されています。

これはあくまで一般的な目安の一例ですが、たとえば体重60kgの人であれば、1.4〜2.0g/kgで計算すると1日あたりおよそ84〜120gが目安になる、という計算になります。これは説明のための一般例であり、筆者自身の体重や摂取量を示したものではありません。

必要なタンパク質量は、体重や運動量、普段の食事内容、増量・減量といった目的によっても変わるとされているため、あくまで一つの目安として捉えるのがよさそうです。

体重別に見るタンパク質摂取量の目安(参考例)

前述のISSNポジションスタンド(体重1kgあたり1.4〜2.0g)を使って、体重ごとにどのくらいの量が目安になるかを一例として整理すると、次のようになります。あくまで運動をしている人向けの一般的な目安であり、個人の体質や目的によって適切な量は変わるため、参考程度に見てください。

体重 1日あたりの目安(1.4〜2.0g/kgで計算)
50kg 約70〜100g
60kg 約84〜120g
70kg 約98〜140g
80kg 約112〜160g

普段の食事でどのくらいタンパク質を摂れているかを大まかに把握したうえで、不足分をプロテインで補うという考え方をすると、無理なく続けやすくなります。厳密に計算しなくても、肉・魚・卵・乳製品・大豆製品がどのくらい食卓に並んでいるかを意識するだけでも、大まかな過不足の感覚はつかみやすくなります。

プロテインはいつ飲む?

プロテインをいつ飲むかについては、「筋トレ後30分以内でないと意味がない」といった言い方をされることがありますが、これはやや極端な説明のようです。同学会が発表している摂取タイミングに関するポジションスタンド(Kerksick et al., 2017)では、運動の直前・直後どちらでタンパク質を摂取しても、筋タンパク質合成への効果に大きな差は見られなかったという報告があります。まずは1日を通したタンパク質の総摂取量を確保することが重要で、そのうえで20〜40g程度を3〜4時間おきに分けて摂取する方法も有効とされている、という考え方が示されています。

この考え方をふまえると、プロテインを飲むタイミングとしては、次のような場面が挙げられます。

  • 筋力トレーニングの前後
  • 朝食時など、食事だけではタンパク質が不足しがちな場面
  • 忙しくて食事の準備が難しいときの間食代わり

「このタイミングでしか意味がない」と考えるよりも、1日の総摂取量を意識しながら、無理なく続けられるタイミングで取り入れる、という捉え方のほうが実情に近いようです。

食事とプロテインの使い分け

プロテインはあくまでタンパク質を補うための食品であり、肉・魚・卵・乳製品・大豆製品といった通常の食事に置き換わるものではありません。基本的なタンパク質は普段の食事から摂り、外食が続いたり忙しくて品数が少なくなったりして食事だけでは摂りづらいときに、プロテインを補助的に活用する、という使い分けが一般的な考え方として紹介されています。

毎日欠かさず飲まなければならないものではなく、その日の食事内容や体調に応じて量を調整する、という付き合い方でも問題はなさそうです。続けるとなると、味や飲みやすさも選ぶうえで重要なポイントになってきます。ここからは、実際にザバス ビターショコラ風味を飲んでみた感想を紹介します。

実際に飲んでみた感想

甘さについて

飲んでみてまず感じたのは、甘すぎないということです。プロテインというと甘い味付けのものが多い印象がありましたが、この商品は甘さが控えめで、がつんとした甘さが苦手な自分にはちょうどよく感じました。

味について

味の印象としては、甘さ控えめのココアに近い感じです。ビターショコラという名前の通り、甘ったるさよりもココアらしい風味が前面に出ている印象を受けました。

飲みやすさについて

一般的な甘いプロテインと比べると、甘さがくどくない分、飲み続けやすいと感じています。毎日飲むものだからこそ、甘さが強すぎないことは自分にとって続けやすさにつながっています。

人工甘味料不使用という点について

この商品を選ぶ際、人工甘味料が使われていないという点は好印象でした。ただし、「人工甘味料を使っていないから安全」「人工甘味料を使っていないから健康的」といった断定はできません。あくまで、人工甘味料を避けたいと考えている自分にとって選びやすかった、という個人的な感想として受け止めています。

ホエイプロテインとソイ・カゼインプロテインとの違い

プロテインには、原材料によっていくつかの種類があります。今回紹介しているホエイプロテインは牛乳由来で、比較的吸収が速いことが特徴とされています。一方、大豆由来の「ソイプロテイン」は植物性で、乳製品を避けたい人や、腹持ちの良さを求める人に選ばれることがあります。また同じ牛乳由来でも「カゼインプロテイン」はホエイに比べて消化・吸収がゆるやかとされ、就寝前の摂取に使われることもあります。ザバスのシリーズにも「ホエイプロテイン100」に加えて「ソイプロテイン100」のようなラインがあり、原材料の違いによって選択肢が分かれています。自分の生活リズムや体質(乳糖不耐症の有無など)に応じて、種類を使い分けるという考え方もあります。トレーニング後すぐの補給にはホエイ、就寝前や間食にはカゼイン、乳製品を控えたい場合はソイ、といった形で使い分けている人もいるようです。

プロテインの味・甘さは商品によって違う理由

フレーバー付きのプロテインの多くは、味を整えるために何らかの甘味料を使っています。人工甘味料を使う商品もあれば、今回のように人工甘味料不使用をうたう商品もあり、その違いが甘さや後味の印象に表れやすいと言われています。人工甘味料の安全性については様々な意見があり、ここでは踏み込みません。避けたいと考える人は、成分表示を確認したうえで選ぶことが選択肢の一つになりそうです。

筋トレをしていない人・ダイエット中の人が使う場合

プロテインは筋力トレーニングをしている人向けというイメージが強いですが、ダイエット中の食事管理や、忙しい時の栄養補給として活用する人も少なくありません。カロリーを抑えながらタンパク質をしっかり摂りたい場合、脂質や糖質を多く含むメニューの代わりにプロテインを取り入れることで、全体のカロリーバランスを調整しやすくなるという考え方があります。ただし、プロテインだけで食事を置き換え続けると、他の栄養素(ビタミン・ミネラル・食物繊維など)が不足しやすくなるため、あくまで食事全体のバランスを見ながら補助的に活用するのが基本です。

向いている人・向いていない人

甘さが強すぎるプロテインが苦手な人や、人工甘味料を避けたいと考えている人には選びやすい商品だと感じました。ココアのような風味を好む人にも合いやすいと思います。

一方で、しっかりとした甘さのあるプロテインを求めている人や、牛乳のようなコクを強く感じたい人にとっては、物足りなく感じる可能性があります。甘い味付けが好みの人は、レビューや味の傾向を事前に確認しておくとよいかもしれません。また、腎機能に既往があるなど持病がある人は、プロテインを日常的に取り入れる前に医師に相談したうえで判断することをおすすめします。

溶かし方・飲みやすくする工夫

ホエイプロテインは、水と混ぜて飲むのが一般的な飲み方です。牛乳で溶かすとよりまろやかな口当たりになりますが、その分カロリーやタンパク質量が加算される点は意識しておくとよいでしょう。シェイカーでよく振って溶かすと粉っぽさが残りにくく、氷を入れて冷やして飲むと、ココア系フレーバーは特に飲みやすく感じられることが多いようです。溶け残りが気になる場合は、粉を先に少量の水でペースト状に溶いてから残りの水を加えると、ダマになりにくくなります。シェイカーを使う場合は、粉を入れてから水を注ぐ順番にすると溶けやすいという声もあります。飲み終わったあとはシェイカーをすぐに洗っておくと、においや汚れが残りにくくなります。

保存方法・開封後の注意点

プロテインパウダーは粉末食品であるため、湿気や直射日光を避け、涼しく乾燥した場所で保管するのが基本です。開封後は空気中の湿気を吸って固まったり風味が劣化したりすることがあるため、しっかり密閉して保管し、商品パッケージに記載されている使用期限の目安を確認しながら、できるだけ早めに使い切ることをおすすめします。スプーンやシェイカーに水分が残ったまま容器に入れてしまうと、湿気の原因になるため注意が必要です。開封後に固まりができてしまった場合でも、少量であれば風味・品質に大きな問題がないこともありますが、変色や異臭など明らかな異常が見られる場合は使用を控えてください。

タンパク質摂取量に関して知っておきたいこと

「プロテインをたくさん飲めば飲むほど筋肉がつきやすくなる」というわけではありません。前述のISSNポジションスタンドでも、一定量を超えるタンパク質摂取は、筋タンパク質合成の促進という点では頭打ちになりやすいとされています。また、健康な人が運動と組み合わせて適切な範囲でタンパク質を摂取する分には大きな健康リスクは報告されていないとされる一方、腎機能に既往のある人など、体質や持病によっては摂取量に注意が必要な場合もあります。持病がある方や不安がある方は、プロテインを日常的に取り入れる前に医師に相談することをおすすめします。

よくある質問

Q. 水と牛乳、どちらで溶かすのがおすすめですか。
A. 好みによりますが、水はさっぱりとした後味であっさり飲みたい人向き、牛乳はまろやかでコクのある口当たりになる分、カロリーとタンパク質量が加算される点に注意が必要です。カロリーを抑えたい場合は水、飲みごたえを重視する場合は牛乳、と使い分けるのも一つの方法です。豆乳やアーモンドミルクなど別の飲料で試している人もいるようですが、風味の相性は商品によって差があるため、まずは少量から試してみるのがよいでしょう。

Q. 毎日飲んでも問題ありませんか。
A. 健康な人が運動と組み合わせて適量を摂取する分には、一般的に大きな問題はないとされています。ただし、プロテインはあくまで食品の一つであり、飲む量は1日のタンパク質摂取量全体の中で調整するのが基本です。

Q. トレーニングをしない日も飲んでよいですか。
A. 問題ありません。前述の通り、タンパク質摂取のタイミングよりも1日の総摂取量が重要とされているため、トレーニングの有無にかかわらず、食事で不足しがちな分を補う目的で飲むこと自体は問題ないと考えられています。

Q. 賞味期限が近づいた・切れてしまった場合はどうすればよいですか。
A. 賞味期限が近い場合は、風味が落ちる前に早めに使い切ることをおすすめします。期限を過ぎたものについては、パッケージの記載や保存状態を確認のうえ、不安がある場合は使用を控えるのが安全です。心配な場合は、購入時のパッケージや外袋を捨てずに保管しておくと、賞味期限や製造情報をあとから確認しやすくなります。

まとめ

プロテインは筋肉増強剤ではなく、筋力トレーニングと組み合わせてタンパク質摂取を助けるための食品です。基本は普段の食事でタンパク質を摂りつつ、足りない分をプロテインで補う、という付き合い方が無理なく続けやすいように思います。

そのうえで実際に飲んでみた印象としては、甘すぎず飲みやすいというのが率直な感想でした。ココアに近い風味で、甘さ控えめのプロテインを探している人や、人工甘味料を避けたい人には選択肢のひとつになりそうです。逆に、しっかり甘いプロテインが好みの人には物足りなさを感じるかもしれません。溶かし方や保存方法、体重別のタンパク質摂取量の目安もあわせて紹介したので、これから飲み始める人の参考になれば幸いです。あくまで一つの飲用感想として、商品選びの参考にしていただければと思います。

参考情報・参考文献

  • Jager R, et al. International Society of Sports Nutrition Position Stand: protein and exercise. Journal of the International Society of Sports Nutrition, 2017.
  • Kerksick CM, et al. International Society of Sports Nutrition Position Stand: nutrient timing. Journal of the International Society of Sports Nutrition, 2017.